米国株ばっかでつまんねーぞ！
確かに、2024年は米国一強でしたよね
米国株のみに投資していると、分散投資という観点から不安になるものです。
しかしながら、欧州に投資する、といっても景気の見通しなどわからなければ手立てがありません。
今回は一緒に2025年の欧州の景気見通しと、注目セクターを勉強してみましょう！
経済見通し
2025年の欧州投資環境は、緩やかな経済成長と金融政策の緩和を背景に、投資家にとって興味深い状況になりつつあります
経済成長は主に個人消費の増加や実質所得の向上に支えられ、それが商業活動を加速させる見通しが絶ちます。しかし、外部環境の不確定性や政治的リスクも存在するため、慎重な姿勢が求められます。本記事では、欧州投資における注目ポイントとリスク対策について詳しく解説します。
ユーロ圏の実質GDP成長率は前年比+1.3%と予想され、この増加は主に個人消費の上昇と実質所得向上が見られるためです。この成長は主に、実質所得の増加と金利低下を追い風とした個人消費の増加基調によってけん引されると期待されています。
注目セクター
- エネルギーセクター
再生可能エネルギーへの移行が進む中、クリーンエネルギーインフラに強みを持つ企業が注目されています。特に、太陽光発電や風力発電を手掛ける企業は、政策支援を背景に成長が期待されています。- 再生可能エネルギーインフラに強みを持つ企業
- 太陽光発電や風力発電を手掛ける企業
- 例：イタリアのEnelやドイツのSiemens Gamesaなど
- ヘルスケアセクター
欧州には世界的なヘルスケア企業が多く存在し、高齢化が進む中で安定した収益性が期待できます。特にバイオ医薬品や医療機器分野は、研究開発の進展とともに市場が拡大しています。- 世界的なヘルスケア企業
- バイオ医薬品や医療機器分野
- 例：スイスのRocheやデンマークのNovo Nordisk
- 資本財セクター
クリーンエネルギー関連のインフラ投資が増加する中、この分野でのリーダー企業が成長機会を捉える可能性があります。特に欧州連合（EU）のグリーンディール政策は、このセクターにとって追い風となるでしょう。- クリーンエネルギー関連のインフラ投資で注目を集める
- EUのグリーンディール政策の恩恵を受ける企業
- 例：ドイツのSiemensやフランスのSchneider Electricなど
投資戦略のポイント
私なりに欧州投資への注目ポイントをまとめました
- 債券投資：金利低下が続く中、債券投資は追い風となる可能性があります。例えば、ドイツ国債やフランス国債などの長期債が代表的な選択肢です。ただし、インフレの影響や利回り低下のリスクがあります。
- リスク資産：名目成長率の上昇見通しはリスク資産にとってプラスですが、特にユーロ圏での不動産やインフラ関連投資が有望視されています。具体例として、イギリスのインフラファンド「HICL Infrastructure」やユーロ圏のREIT（不動産投資信託）などが挙げられます。
- アクティブ運用：国・地域間の差異拡大が進む中、特定のセクターや地域に絞ったアクティブな投資が有効と考えられます。例えば、再生可能エネルギー分野ではドイツのSiemens GamesaやノルウェーのStatkraft、ヘルスケア分野ではスイスのRocheやデンマークのNovo Nordiskなどが成長余地のある銘柄として注目されています。
リスク要因と対策
- 外需の不透明感
- 製造業の停滯が労働市場の悪化を通じて経済全体に広がるリスク
- 対策：分散投資
- 政治的リスク
- ドイツの総選挙（2月実施予定）
- フランスの政治情勢
- 対策：政治動向の注視と機動的な投資判断をする。
- 米国の政策変更
- 新たな関税と国防費の増加の可能性
- 対策：グローバル単位の分散投資
初心者向け投資信託のおすすめ
いきなり欧州の個別株を買うのは難しいと思います。
今回は以下に欧州を含めた先進国のインデックス投資信託をお勧めいたします。
- eMAXIS Slim先進国債券インデックス
- 先進国の国債に分散投資
- 安定性が高く、リスク分散に効果的
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
- 世界の主要企業に広く投資
- 長期的な資産成長を目指す
両ファンドとも、低コストで運用されているため、初心者にも始めやすい選択肢です。
欧州について、いきなり個別株、リスク資産に投資をするのではなく、
様子を見ながら徐々に投資をするのが良いのではないかと考えます。
まとめ
2025年の欧州投資環境は、緩やかな経済成長と金融緩和を背景に機会が存在する一方で、外部環境や政治的リスクへの注意が必要です。
エネルギー、ヘルスケア、資本財セクターに注目しつつ、債刻投資やリスク資産への配分を検討することが重要です。
また、初心者投資家は、低コストの投資信託を活用しながら、投資前に最低限対象を知り、経験をためせる交易を行うことが重要です。それらを意識することで、長期的に安定したポートフォリオ構築ができます。
米国一強の昨今。
分散して投資したい方はぜひ欧州の市場もチェックしてみてはいかがでしょうか？
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