年末になってニュースが目白押し!
2024年もそろそろ終盤でございます。
石破総理が就任、自民党の大敗、トランプ前大統領が再選など大きなニュースの結果として円安が進んでいます。政治と為替は切っても切れない関係ですよね。
アメリカ株などを積み立てNISAで買っている人「いったん積み立てをやめた方が良いのかな?」なんて思ってないですか?
この記事では、年末に向けて、円安が続く中で新NISAの運用に変更が果たして必要なのか?
最新の市場状況をもとに説明します。
結論
積み立てNISAの場合は作戦変更しなくてOK!
まずは、大前提。長期的な視点を持つことの大切さ
円安が進むと、多くの人は不安になります。
特にアメリカ株を積み立て投資している人などは、購入できる株数が減っているのではないでしょうか?
ただ、多くの専門家が唱えるよう「長期的な視点で投資を続けること」が重要です。
短期的な市場の変動に振り回されず長期投資をすることで、結果として為替の影響を減らせます。
為替リスクは短期間で大きく変わることがあるので、それに反応しすぎることもあると思います。長い目で見て成長が期待できる資産に投資することこそが真に重要な事を忘れてはいけません。
新NISA制度のメリットを再確認
新しいNISA制度は長期投資をサポートするものです。この制度を使うと株式や投資信託への税金の優遇が受けられます。
配当などにも税金がかからなくなる事から、長期保有にメリットがある制度と言えるでしょう
別に短期保有にNISAのメリットが無いワケではないけど、恩恵を最大には受けにくいよね。
と、いう事は”円安だから売ろう””円安だから買い控えよう”という考え方そのものが、あんまり本質をとらえていないかもしれません。
とにかく買って持ち続けるのが基本方針。
長期投資という観点から、為替レートの上下を気にせず投資を続けることが重要です。
長期的な視点でドルコスト平均法を使い、毎月少しずつ投資することがリスクを軽減する方法なのです。
安定した投資先を選ぶポイント
特に、分散投資をすることでリスクを減らすことができます。
例えば、国内外の株式や債券に分散して投資することで、一つの市場や通貨に頼らずにリスクを減らせます。具体的に例を挙げてみましょう。
- 米国株としてはS&P 500に連動するETF(例えば、VOOやIVV)
- 日本株ではTOPIX連動のETF(1306や1475など)
- 欧州株ではiShares MSCI Europe ETF(IEUR)
また、国債としては日本国債や米国債に投資する商品、ファンドなどを組み合わせることでさらに安定性を高めることが考えられます。
為替リスクとヘッジの考え方
為替リスクを減らすために、為替ヘッジ付きの投資信託やETFを使うことを検討される方もいらっしゃるでしょう。ただし、為替ヘッジにはデメリットもあります。
ヘッジにはコストが多くかかるので、はっきりとリターンが減ります、さらに為替が有利な方向に動いたときには、その利益を受けにくくなります。
デメリットが減り、メリットが減り結果、手数料が残る。。。。。
例えば、
- iShares 米国株ヘッジファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(ヘッジあり)
これらは、為替リスクを抑えながら米国株に投資できる商品として注目されています。ただ、選ぶときはコストとメリットをしっかり考える必要があります。
今後、絶対に為替のデメリットを受けたくないんだ!という方専用。
円高を待たずに行動しよう!
市場のタイミングを予測するのはとても難しいことです。
基本的には無理。
だから、円高になるまで待つよりも、円安のときでも長期的な視点で投資を始める方が良いと言われています。
例えば、今のように円安が続く状況でも、毎月一定額を投資する「積立投資」をすることで、一時的な価格の変動を平均化し、リスクを減らせます。
ドルコスト平均法と呼ばれるこの方法は、定期的に投資を続けることで、長期的に安定したリターンを得やすくするのです。
結局。積み立てNISAが最強。
おまけ:通貨オプションの仕組み
通貨オプションは、将来の為替レートの変動に対するリスクを減らすための金融商品です。
通貨オプションを使うことで、投資家は一定の為替レートで通貨を売買する権利を手に入れることができます。
これにより、予期せぬ為替の変動から資産を守ることができます。
超上級者むけ
例えば、米ドルで運用している資産がある場合、円高になると価値が下がってしまいます。しかし、通貨オプションを使えば、事前に決めた為替レートでドルを円に換える権利を持つことで、そのリスクを最小限に抑えることができます。
100億円とか動かす人が使う商品って印象。
このように通貨オプションは、為替のリスクを管理しながら柔軟に対応できる手段の一つですが、
基本的に個人投資家が必要になる事はないでしょう。
おまけ:為替ヘッジの具体的な使い方
為替ヘッジは、外国資産に投資するときに為替の変動リスクを抑える方法です。
具体的には、投資している通貨と逆方向に動く金融商品を使うことで、為替の変動による影響を少なくします。
ここで言うのは、為替ヘッジ付き商品ではなく、
”為替ヘッジ”というテクニックの話。
例えば、円建ての投資信託で米国株を持っている場合、ドルが円に対して下がるとリターンが減ってしまいますが、”為替ヘッジ”を使うことでこの影響を抑えることができます。
具体的には、先物取引や通貨オプションなどの金融商品を利用し、米ドルが下落した際にその損失を相殺するような仕組みを構築します。
為替で損しそうな時は、
為替で得しそうな商品も一緒に買うって話。
例えば、円建ての投資信託が米国株に投資している場合、ドル安になると円ベースのリターンが減少しますが、為替ヘッジを通じてドル安による損失を防ぐことができます。
ただし、ヘッジにはコストがかかるので、その分リターンが減ります。
個人投資家で使う必要がある人はほとんどいないでしょう。
結論
新NISAはじめたばかりの方、アメリカ株を積み立てていて、円安になったら不安ですよね。
長期的な視点を持って投資を続けることが大切です。
長期投資と合わせて、分散投資を行う事でリスクを減らしながら資産を増やしていきましょう。
為替ヘッジや通貨オプションは
我々に必要ないと思います。買わない様に注意。
しっかりと足元を見据えて、着実に積み立て投資をしていきましょう!
投資リスク:投資はリスクを伴います。株式、債券、相互基金、またはスタートアップ企業への投資など、どのような投資もリスクが伴うことを理解し、自己責任で行ってください。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。投資した全額を回収できない可能性もあります
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